
プロットを書くと、1話分のネームになる。
コミカライザーは、マンガのプロット(ページとコマごとに、だれが何を言うかを書いた台本)から、1話分のコマ割りと演出(カメラ・ポーズ・表情・フキダシ・効果線・背景)を作るブラウザ用のツールです。プロットに書いた演出はそのとおりに、書いていない所はページの流れに合わせて決めます。プロットは、欄とプルダウンのフォームで書けます。
無料・登録不要。いまも機能を足している開発中のツールです。ブラウザだけで動き、書いたプロットや作ったネームがどこかへ送信されることはありません。
- 料金
- 無料(登録不要)
- 動作環境
- PC・スマホのブラウザ(画面の大きい PC がおすすめ)
- プロット
- フォームで書く・テキスト(.txt・.md)を開く
- 人物
- 1ページに6人まで(同梱の VRoid のキャラ 2 人・人形)
- 描き方
- 単色+線・色そのまま+線・グレースケール+線・トーン+線
- 書き出し
- PNG・クリスタ用(PSD・線の SVG)・プロット・プロジェクト
- 言語
- 日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ヒンディー語・タイ語・スペイン語
- 制作
- MIYADAIKU
夕宮たいだふぁ……みんな〜、今日はプロットからネームを作ってくれる道具の話だよぉ。
お話は浮かんでるのに、コマに割るところで手が止まること、あるよねぇ。
コミカライザーでできること
ひとことで:プロットを書くと、ページごとのコマ割りと、コマごとの撮り方・ポーズ・表情・フキダシ・効果線が決まります。
プロットの1行1行が、ネームの1コマになります。コマの大きさと形、だれをどの大きさでどの角度から写すか、どのポーズと表情にするか、フキダシをどこに置くかを、ページの流れ(状況を見せてから寄っていく・見せ場で大きくする・めくりで驚かせる など)に合わせて決めます。中身は、姉妹ツールのネームガチャと同じ仕組みです。ネームガチャがガチャで案を量産するのに対して、コミカライザーは、プロットに書いたとおりに1話分を組み立てていきます。


プロットに書いたとおりに
「見せ場」「ローアングル」「集中線」のような演出を、映画やマンガの正式な名前でプロットに書くと、そのとおりのコマになります。書いていない所は、ページの流れに合わせて決まります。


別の割り・別の演出を 12 案から
「別の割り」「別の演出」を押すと、そのページの案が 12 通り、ページの所に並びます。押した案が、そのページになります。


キャラの描き方は4つ
同梱の VRoid のキャラを、単色+線・色そのまま+線・グレースケール+線・トーン+線で描けます。トーン+線は、背景ガチャの「線画+トーン」と同じ決まりの網点です。
使い方
ひとことで:左でプロットを書いて、「ネームを作る」を押すだけです。
- 「コミカライザーを開く」でツールを開きます。はじめは見本のプロットが入っています。
- 左の「プロット」のフォームの「登場人物」に、話す人を足します(名前・姿・身長)。
- 「+ 場面」「+ ページ」「+ コマ」で話の枠を作り、コマに「+ セリフ」などで中身を書きます。「演出」のプルダウンで撮り方を選べます(おまかせでも作れます)。
- 「▶ ネームを作る」を押すと、真ん中にネームのページができます。「自動」に印があれば、直すたびに少しして作り直されます。
- 真ん中のページのコマを押すと、右の欄でそのコマを直せます。
- できたら、「書き出す ▾」から PNG やクリスタ用の PSD で保存します。「プロジェクトを保存」で、今のネームをそのまま残せます。
真ん中のページは、マウスのホイールで拡大・縮小、ドラッグで移動できます。「100%」を押すと、全体の表示に戻ります。「見開き」の印で、見開きと1ページの表示を切り替えます。



まずは見本のセリフを、自分のお話に書き換えてみるのが早いよぉ。
「見本」を押せば、いつでも見本のプロットに戻せるんだぁ。
プロットの書き方
ひとことで:ページとコマごとに、だれが何を言うかを書きます。演出は[]の中に、正式な名前で書きます。
プロットは、左の欄の「フォーム」でも「テキスト」でも書けます。フォームで書くと、次のような書き方のテキストが自動でできます。テキストのファイル(.txt・.md)を「開く…」で読み込むこともできます。
タイトル:放課後ネーム会議
読む向き:右から
最初のページ:左
登場人物:紅星=男01(174cm) まひの=女01(137cm)
# 場面:放課後の教室(夕方)
1P
1:背景(夕方の教室)[エスタブリッシング・ショット]
2:まひの「紅星くん、ちょっといい?」 紅星[オーバー・ザ・ショルダー]
3:紅星「……なんだよ」[リアクション・ショット]
2P[めくり]
1:まひの「見て! 1話分のネーム!」《バーン》[見せ場、驚き、集中線、ローアングル]
2:紅星「……は?」[クローズアップ、驚き]
- 登場人物:名前と、姿(男01・女01・人形)と、身長(cm)です。
- 場面:「# 場面:」の行です。場所の名前(教室・部屋・リビング など)から、背景の部屋が入ります。
- ページ:「1P」「2P」の行です。後ろの[めくり]などは、ページの指定です。「読む向き」と「最初のページ」で、めくり(ページをめくって最初に見えるコマ)の位置が決まります。
- コマ:「1:」から書きます。「名前「セリフ」」でセリフ、( )で心の声、《 》で効果音(書き文字)です。いるけど話さない人は、名前だけを書きます。人のいないコマは「背景(…)」です。セリフの中に
\nと書くと、フキダシの中のその所で改行します。 - 演出:[ ]の中に、ショット(クローズアップ・ロングショット など)、アングル(ローアングル・俯瞰 など)、意図(驚き・喜び・決意 など)、コマの大きさ、フキダシの形、効果線(集中線・キラキラ など)を、読点で区切って書きます。
「カメラ 位置=… 向き=…」のような細かい指定も書けます。使える言葉は、左の上の「書き方」のボタンで一覧を見られます。プロットは日本語のほか、英語・中国語・韓国語などの言葉でも書けます(混ぜて書いても読みます)。
別の割り・別の演出(12 案)
ひとことで:ページの案を 12 通り並べて、気に入った案を選べます。


真ん中のページの上のボタンで、そのページの案を出します。
- 別の割り:そのページのコマ割りを 12 通り作ります(固定したコマの撮り方はそのまま)。
- 別の演出:コマ割りはそのままで、固定していないコマの撮り方を 12 通り作ります。
- コマ割りを直す:そのページのコマ割りを、コマ割りジェネレーターで直します(コマの数はプロットと同じ)。
- 背景を選ぶ:そのページの場面の部屋を、背景ガチャで選びます(同じ場面のページは、みな同じ部屋)。
案の一覧は、ページの所に重ねて出ます。先頭は今のページです。案を押すと、そのページがその案になります(Ctrl+Z で元に戻せます)。「ほかの案」で続きの 12 通りを出し、Esc か「閉じる」で一覧を閉じます。



ほよ? 同じプロットなのに、カメラが変わるだけで別のお話みたいだねぇ。
気に入った案は、押すだけでページに入るよぉ。
コマを直す・固定する
ひとことで:コマを押すと、右の欄でそのコマの撮り方・人・フキダシ・効果線を直せます。直したコマは固定されます。


真ん中のページのコマを押すと、右の欄に、そのコマの撮り方(写す人・ショットサイズ・カメラアングル・撮る向き・レンズ・傾き・構図・技法・演出の意図)と、人・フキダシ・効果線の欄が出ます。プルダウンで変えると、そのコマがすぐに描き直されます。
- 固定:「全部」「カメラ」「ポーズ」で、そのコマを固定します。右の欄で直したコマは自動で固定され、「別の演出」やプロットのほかの行を直しても変わりません。
- このコマの案を並べる:そのコマだけの案(全部・カメラ・ポーズ)を並べて、押して選べます。
- 手直しをプロットに書く:右の欄で直した撮り方を、プロットに細かい指定として書き足します。プロットを書き出せば、手直しも一緒に残ります。
ほかのツールとつなぐ
ひとことで:上の帯のボタンで、姉妹ツールをこの画面の中で開いて、今のページとやり取りできます。


- ネームガチャ:今のページをネームガチャで開きます。ポーズや背景を細かく直して、窓の上の「このページに戻す」を押すと、直したページがこのページに戻ります(1ページ3人まで)。
- コマ割り・背景:上の「コマ割りを直す」「背景を選ぶ」と同じです。
- ポーズ:ポーズガチャで作ったポーズを、選んだコマの人に送ります(そのコマは固定になります)。
- フキダシ・効果線:フキダシジェネレーター・効果線・トーンジェネレーターで作った形を、何コマ目に送るかを選んで送ります。フキダシの文字は、プロットのセリフのままです。
キャラの描き方
ひとことで:同梱の VRoid のキャラを、4つの描き方で描けます。
ページの上の「キャラ」の右で選びます。画面・案の一覧・書き出しのどれも、この描き方になります。
- 単色+線:キャラの色1色の濃淡と線です。
- 色そのまま+線:モデルの色のままと線です。
- グレースケール+線:「色そのまま+線」の色を、同じ明るさの灰色にします。
- トーン+線:影と色の濃さを、網点のトーンにします。背景ガチャの「線画+トーン」と同じ決まりで、光に背を向けた面ほど、暗い色ほど濃くなります。網点の大きさは紙に貼ったトーンと同じで、書き出しの大きさを変えても同じです。
「キャラ」の印を外すと、人形で描きます(動きが速くなります)。同梱のキャラ(男01・女01)は、MIYADAIKU が VRoid Studio で作った汎用のキャラです。このツールの中で使うためのもので、モデルの取り出しや再配布はできません。



書いたプロットは、使っているブラウザの中に残るよぉ。
大事なお話は、「書き出す」でファイルにしておくと安心だねぇ。
書き出しとプロジェクト
ひとことで:PNG・クリスタ用の PSD・線の SVG に書き出せます。プロジェクトを保存すれば、今のネームをそのまま開き直せます。
- PNG:このページか、全ページ(ZIP)です。
- PSD:紙・背景・効果線・固有色・人物・フキダシ・効果音・枠線のレイヤーつきです。CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の[ファイル]の[開く]で、そのまま開けます。
- クリスタ用 ZIP:枠線・人物・フキダシの線の SVG と、塗りの絵と下敷きです。クリスタの[読み込み]の[ベクター]で、線をベクターのレイヤーで使えます。読み込み方は ZIP の中に入っています。
- プロット:左の上の「書き出す」で、今のプロットをテキストのファイルにします。開いたファイルと同じ書き方のまま書き出します。
- プロジェクト(.json):「プロジェクトを保存」で、コマ割り・カメラ・ポーズ・手直しなどを、そのまま保存します。「プロジェクトを開く…」で開くと、保存した時と同じネームになります。



PSD をクリスタで開いたら、人物の上に下描きのレイヤーを足して描いていけるねぇ。
セリフの入ったネームが、そのまま下敷きになるよぉ。
仕組み(作った人のメモ)
ひとことで:ネームガチャのエンジンで、プロットの指定を守りながら、ページごとに撮り方を選んでいます。
コミカライザーは、ネームガチャのエンジン(コマ割り・人物・カメラ・ポーズ・フキダシ・効果線)をそのまま使っています。プロットの1ページごとに、コマの数と中身に合うコマ割りを選び、コマごとに撮り方の候補をたくさん引いて、演出の表と「流れの文法」で点を付けて選びます。プロットに書いた演出はそのとおりに撮り、書いていない所だけを点数で選びます。
キャラは、画像生成 AI ではなく、ネームガチャと同じ 3D 人形と VRoid のキャラで描いています。背景の部屋は背景ガチャ、ポーズはポーズガチャの仕組みです。
ツールのプログラムは、AI エージェントの Claude Code と相談しながら作りました。
よくある質問
ひとことで:料金・作ったネームの使い方・データの送信などをまとめました。
無料で使えますか?
無料です。登録やログインも要りません。
作ったネームは自由に使えますか?
はい。書き出した絵(PNG・PSD・SVG)は、商用・非商用を問わず自由に使えます。クレジットの表記も要りません。ただし、同梱のキャラで描いた時は、キャラのモデルの利用条件に従ってください。同梱のキャラの条件は、ネームガチャの人物の欄の「条件」で見られます。
書いたプロットはどこかに送られますか?
送られません。プロットを読むのも、ネームを作るのも、書き出しも、すべてブラウザの中で行っています。書いたプロットは、使っているブラウザの中に残ります。同梱のキャラと背景の部屋は、使う時にこのサイトから読み込みます。
ほかの言語でも使えますか?
画面は8言語です(右の上の言語のメニュー)。プロットも、日本語・英語・中国語・韓国語などの言葉で書けます。日本語と繁体字のフキダシは縦書き、ほかの言語は横書きになります。
スマホでも使えますか?
使えます。ただ、プロットとページを同時に見られる、画面の大きい PC の方が使いやすいです。
開発中とは、どういうことですか?
いまも機能を足している途中のツールです。版が変わると、同じプロットでも、できるネームが少し変わることがあります。残したいネームは、プロジェクトで保存するか、PNG・PSD で書き出しておいてください。



ふぁ……プロットがネームになると、お話が動き出す感じがするねぇ。
描けたマンガ、こっそり見せてくれるとうれしいなぁ。
