
コマ割りを選ぶだけで、人物の置き方まで決まったネームになる。
ネームガチャは、マンガのコマ割りに人物のアタリ(下描き用の人形)を自動で置く、ブラウザ用のツールです。2〜3人の会話の場面を、コマの形と「演出のトーン」に合わせて撮り分け、ガチャで何案も並べます。フキダシと効果線も、話す人と演出に合わせて置きます。気に入ったコマは固定して、ほかのコマだけを引き直せます。自分のキャラの VRM を読み込めば、その姿でネームを描けます。
無料・登録不要。いまも機能を足している開発中のツールです。ブラウザだけで動き、読み込んだキャラやポーズのファイルがどこかへ送信されることはありません。
- 料金
- 無料(登録不要)
- 動作環境
- PC・スマホのブラウザ(画面の大きい PC がおすすめ)
- 人物
- 1〜3人(名前と身長を指定)
- 描き方
- 3D人形・2Dアタリ・シルエット・VRM(表情つき・4つの描き方)
- フキダシ・効果線
- ガチャで自動で置く・コマごとに直せる
- 書き出し
- PNG・SVG・クリスタ用(PSD)・線の SVG・共有リンク
- 制作
- MIYADAIKU
夕宮たいだふぁ……みんな〜、今日はネームを手伝ってくれる道具の話だよぉ。
コマ割りはできたのに、人をどう置くかで手が止まること、あるよねぇ。
ネームガチャでできること
ひとことで:コマ割りを選ぶと、会話の場面の人物の置き方を、コマごとに自動で決めます。
コマ割りの1コマ1コマに、誰を・どの大きさで・どの角度から写すかを決めて、人物のアタリを置くツールです。姉妹ツールのコマ割りジェネレーターの続きとして作りました。コマ割りジェネレーターは、このツールの「コマ割り」のタブにも入っています。プロット(台本)から1話分のネームをまとめて作る時は、同じ仕組みのコミカライザーが使えます。


演出のトーンで撮り分ける
日常・緊張・対立・驚き・親密・悲しみ・コメディ・決意・不穏・喜びの10種類。トーンを変えると、寄りと引き、カメラの高さ、レンズ、傾きの選び方が変わります。


違うコマ割りの案を並べる
「案を並べる」で、1枚ずつ違うコマ割りに、いちばん点の高い人物の置き方を付けて12〜48枚並べます。気に入った割りから、変奏も作れます。


4つの描き方と、自分のキャラ
3D人形・2Dアタリ・シルエットのほか、VRM のキャラを人物に割り当てて、その姿で描けます。描き方を変えても、カメラと演技はそのままです。
使い方
ひとことで:コマ割りを選んで、人物を決めて、ガチャを回すだけです。
- 「ネームガチャを開く」でツールを開きます。
- 「操作ウィンドウ」で、コマ割りのプリセット(整然・会話/標準/アクション/見せゴマ・扉)と番号を選びます。「🎲 別のコマ割り」で、別の割りに変わります。
- 「人物」で人数(1〜3人)を選び、名前と身長(cm)を入れます。人物の「姿」で、同梱のキャラや自分の VRM を割り当てることもできます。
- 「演出のトーン」と「見せ場」を選んで、「🎲 ガチャを回す」を押します。ページの上に6つの案が並び、押した案がページに入ります。
- ページのコマを押すと、下の「解説ウィンドウ」で、そのコマのカメラ(写す人・ショット・向き・高さ・レンズ・傾き・置き場所)と、演出・技法を変えられます。
- できたら、ページの下の「書き出し」から、PNG・SVG・クリスタ用(PSD)で保存します。
ガチャの結果は、コマ割り・人物・seed・設定が同じなら、いつでも同じになります。「🔗 リンクをコピー」で、今のページをそのまま人に渡すこともできます。



トーンを「対立」にすると、にらみ合う横顔が出てきたりするんだぁ。
同じコマ割りでも、空気がぜんぜん変わるねぇ。
演出のトーンと見せ場
ひとことで:トーンで場面の空気を、「見せ場」で山場の撮り方を決めます。
「演出のトーン」は、その場面で読者に感じてほしい空気です。トーンとコマの役割(状況提示・会話・核心・反応・ため)から、コマごとの演出が決まり、撮り方の選び方が変わります。
| トーン | 撮り方の傾向 |
|---|---|
| 日常 | 目の高さ・標準レンズ・胸上〜腰上が中心 |
| 緊張 | 寄りが増え、望遠や小さな傾きで張りつめる |
| 対立 | 横顔の対峙・主観・あおり・望遠でにらみ合いを見せる |
| 驚き | 核心で大きく寄る・広角・強い傾き・あおりや俯瞰 |
| 親密 | 望遠で寄る・肩越し・主観で距離の近さを見せる |
| 悲しみ・孤独 | 引きと余白・俯瞰・後ろ姿・手元 |
| コメディ | 正面・カメラ目線・広角の誇張・並んだ絵でテンポよく |
| 決意 | あおり・目元の寄り・正面 |
| 不穏 | 強い傾き・俯瞰・ナメ・背中の側の余白 |
| 喜び | 好転を確かめる顔の寄り → 分かち合う2人 → 広げる引き |
「自動(ふだんの会話)」を選ぶと、ほとんどのコマを日常にして、山場だけを少し揺らします。コマごとに演出を変えたい時は、解説ウィンドウの「演出」で、そのコマだけ上書きできます。


「見せ場」は、ページの山場(核心のコマ)の撮り方です。「強く」は大きく寄ったり角度を付けたりして、山場を目立たせます。「静かに」は、山場を客観の引き・目の高さ・ふつうのレンズで、傾けずに撮ります。前のコマとの大きさの落差で見せる、静かな山場です。悲しみや決意のトーンと組むと効きます。
ほかのコマは、ページの基準(よく使う高さ・レンズ・傾き)にそろうほど点が上がり、山場だけは基準から離れるほど点が上がります。淡々としたコマがあるから、山場が効く、という考え方です。
コマを直す・固定する・比べる
ひとことで:気に入ったコマは固定して、ほかのコマだけを引き直せます。
ページのコマを押すと、解説ウィンドウの「コマのカメラ」で、そのコマを直せます。
- 固定:「カメラ」「ポーズ」「全部」から選びます。固定したコマは、ガチャを回しても変わりません。
- このコマだけ引き直す:「🎲 全部」「カメラだけ」「ポーズだけ」で、そのコマだけを別の撮り方にします。
- 比べる:「レンズ」か「高さ」を押すと、そのコマのレンズ(5種類)か高さ(8種類)だけを変えた小さな絵が、点数付きで並びます。押すと、その撮り方でコマを固定します。
- 上から見た図:床を上から見た図で、人物の立ち位置をドラッグで動かせます。
- 原稿の手直し:ページのコマの境目の線をドラッグすると、コマの大きさを変えられます。コマを押して選び、Delete で消すこともできます(Ctrl+Z で元に戻します)。


高さには、人物のまわりを回って見上げる・見下ろすもの(俯瞰・あおり など)のほかに、「低い位置・水平」「高い位置・水平」があります。どちらも向きは水平のまま、カメラの高さだけを変えます。低い位置は座った人や子どもの目線、高い位置は少し離れて見守る目線です。



ほよ? 比べる絵を押すだけで、そのコマが固定されるんだぁ。
レンズで迷った時に、並べて見られるのがうれしいねぇ。
コマの編集(背景・カメラ・ポーズ)
ひとことで:コマごとに、背景・カメラ・人のポーズを、ボタンを押してその場で直せます。


操作ウィンドウの上のタブを「✎ コマの編集」にすると、全部のコマが上から並びます。コマごとに、背景01・カメラ01・人ごとのポーズ01・ポーズ02のボタンがあり、押すとそのコマのボタンの下で直せます。もう一度押すと閉じます。
- 背景01:背景はページで1つの部屋です(どのコマも同じ部屋)。「このコマに背景を描く」を外すと、そのコマだけ背景なしになります。
- カメラ01:3D の下書きを見ながら、そのコマのカメラを動かせます。操作は背景ガチャと同じです(ドラッグで回す・右ドラッグで動かす・ホイールで寄る。ほかに5つの方式)。レンズと傾きも変えられます。「↻ カメラを更新」でページに入り、そのコマは固定になります。「↺ リセット」で、ガチャのカメラに戻ります。
- ポーズ01・02:「⚙ ポーズガチャで編集」で、そのコマのカメラのまま、ポーズのタブ(ポーズガチャ)で数値から直せます。「✎ 関節を手直し」で、関節を回して直すこともできます。
- フキダシ01・効果線01:そのコマのフキダシと効果線です(下の「フキダシと効果線」)。「+ 足す」で増やせます。
フキダシと効果線
ひとことで:ガチャが、話す人の近くにフキダシを、見せ場に効果線を置きます。形は数値で決まり、コマごとに直せます。


- ガチャのフキダシ:話す人のいるコマに1つ置き、しっぽを話す人の顔へ向けます。ふだんはクセのない丸いフキダシで、見せ場や反応のコマでは、驚き・対立・決意・喜びは叫び(トゲ)、悲しみ・不穏は弱い声(波)、親密はささやきの形になります。大きさは、セリフの文字数に合わせて変わります(文字が空の時は「セリフ」と薄く出ます)。日本語と繁体字は縦書きです。
- ガチャの効果線:いつも入れるのではなく、入れるとよさそうなコマにだけ置きます。見せ場の驚きに集中線(時々ベタフラ)、対立・決意に集中線、喜び・親密にキラキラ、悲しみ・不穏に縦線、走っている人に流線、といった具合です。
- 名前と数値:フキダシ01・効果線01のように、ページで共通の名前が付きます。形は数値(声の種類・強さ・形の番号)で決まり、同じ数値なら同じ形です。数値を直すと、その名前のフキダシがページの中でみな変わります。
- コマの編集で直す:「✎ コマの編集」の「フキダシ01」「効果線01」を押すと、形・話す人・セリフ・数値を直せます。セリフを打つと、大きさとしっぽがその場で変わります。
画面の上の「フキダシ」「効果線」のタブは、フキダシジェネレーターと効果線・トーンジェネレーターそのものです。作った形を、上の「ネームガチャへ送る」の欄で、何コマ目のどのフキダシ・効果線にするかを選んで送れます。書き出しの PSD では、フキダシと効果線もそれぞれのレイヤーになります。
自分のキャラとポーズ
ひとことで:VRM のキャラを読み込んで、その姿でネームを描けます。ポーズも自分で増やせます。
人物の「姿」で、同梱のキャラ(女01・男01)か、VRoid Studio などで作ったキャラのモデル(.vrm)を割り当てると、その姿で描けます。ファイルの VRM を読み込むと、人物の身長は、そのモデルの身長に合わせて入ります。読み込んだ VRM は、使っている端末の中だけで使い、どこにも送りません。共有リンクにも入りません。VRM の描き方は「単色+線」「色そのまま+線」「グレースケール+線」「トーン+線」から選べます。トーン+線は、影と色の濃さを網点のトーンにした描き方で、背景ガチャの「線画+トーン」と同じ決まりです。


VRM には、作った人が決めた利用条件(アバターとして使える人・商用利用など)が書き込まれています。ネームガチャは、読み込んだ時と人物の欄の「条件」で、その条件を日本語の表で見せます。
ポーズは、立ち・考える・話す身ぶり・感情・動き・低い姿勢の46種類と、ポーズガチャの23の動作(走る・殴る・スマホを見る・泣く など)から、演出と話す・聞くに合わせて選ばれます。どのポーズも、選ばれるたびに数値を少しだけ変えるので(頭をかく途中・手を振る途中のような動きも出ます)、同じポーズでも少しずつ違う姿になります。「マイポーズ」で、自分のポーズも足せます。
VRoid のキャラで描く時は、表情も付きます。キャラに入っている表情(喜び・怒り・悲しみ・楽しい・驚き など)を、コマの演出に合わせて選びます。喜びのコマなら喜び、対立のコマなら怒り、泣くポーズなら悲しみ、といった具合です。話している人は、口を開けます。解説ウィンドウの人物の欄の「表情」で、手で選ぶこともできます(選んだ表情は、ガチャを回しても変わりません)。


- ✎ ポーズを作る:元のポーズから、関節の丸をドラッグして回して、ポーズを作ります。VRM のキャラの姿のまま直せます。
- 📂 ポーズを読み込む(VRMA・BVH):モーションのファイルから、好きな瞬間を選んでポーズにします。
- ガチャでも使う:オンにすると、作ったポーズがガチャでも選ばれます。
作ったポーズは、ブラウザの中に保存されます。ページの人物をダブルクリックしても、そのポーズを直せます。



人が作ったキャラの VRM を使う時は、そのキャラの利用条件を守ってねぇ。
「条件」のボタンで、いつでも見直せるよぉ。
タブ(コマ割り・背景・ポーズ・フキダシ・効果線)と案を並べる
ひとことで:コマ割り・背景・ポーズ・フキダシ・効果線のツールがタブで入っていて、選んだ物がそのままネームに入ります。


画面の上の「コマ割り」のタブは、コマ割りジェネレーターそのものです。気に入った割りを押して拡大し、「✎ このコマ割りでネームを作る」を押すと、「ネーム」のタブにそのページが入ります。コマ割りジェネレーターで手直しした割りも、そのまま使えます。
「背景」のタブは、背景ガチャそのものです。部屋を作って「✎ この部屋でネームを作る」を押すと、ネームの場面に部屋が入り、人物がその床に立ちます。
「ポーズ」のタブは、ポーズガチャそのものです。「コマの編集」のポーズ01などの「⚙ ポーズガチャで編集」(解説ウィンドウの人物の欄の「⚙ ○○を数値で」でも)を押すと、その人のポーズと表情を、そのコマのカメラのままポーズガチャで開きます(表のポーズの人は、ポーズガチャの「ポーズ集」の同じポーズで開きます)。数値や表情を直して「✎ 今のコマ・キャラに送る」を押すと、そのコマのその人が、そのポーズと表情になります。「コマ n」を選んで「✎ このコマの○○に送る」を押すと、同じキャラのほかのコマにも送れます(そのコマに写っている時だけ)。どちらのボタンも、送るとネームのタブに戻って、送ったコマが選ばれます。


「フキダシ」「効果線」のタブの使い方は、上の「フキダシと効果線」にまとめました。
「ネーム」のタブの上にある「案を並べる」を押すと、1枚ずつ違うコマ割りに、ガチャでいちばん点の高い人物の置き方を付けて並べます(12・24・48枚)。カードを押すとその割りを「1枚を見る」で開き、🧬 を押すと、その割りをベースに変異した割りを並べます。変異の大きさは「変異度」で変えられます。
書き出しとクリスタでの使い方
ひとことで:PNG・SVG・クリスタ用の PSD に書き出して、下描きの下敷きにできます。
ページの下の「書き出し」から保存します。
- PNG(縦2400px):1枚の絵です。視線誘導線・コマ説明・番号・点数は入りません。
- SVG(レイヤー付き):紙・アイレベル・効果線・人物・フキダシ・名前・枠線などが、レイヤーに分かれた SVG です。
- クリスタ用(PSD):CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の[ファイル]の[開く]で、そのまま開けます。人物は1人ずつのレイヤーで、人物の色だけの「固有色」のレイヤーも入っています。フキダシと効果線も、それぞれのレイヤーです。視線誘導線・コマ説明・番号・点数は、不透明度 20% の別々のレイヤーです。
- 線の SVG(ZIP):人物の線を SVG にしたものと、下敷きの PNG をまとめた ZIP です。クリスタの[読み込み]の[ベクター]で読み込むと、人物の線をベクターのレイヤーで使えます。読み込み方は、ZIP の中の「読み込み方.txt」に書いてあります。



PSD をクリスタで開いたら、アタリの上に下描きのレイヤーを足して描いていけるねぇ。
フキダシは、姉妹ツールのフキダシジェネレーターで作れるよぉ。
仕組み(作った人のメモ)
ひとことで:撮り方の候補をたくさん引いて、演出の表と「流れの文法」で点を付けて選んでいます。
人物は、画像生成 AI ではなく、関節の角度で組んだ3D人形です。コマごとに、写す人・ショット・向き・高さ・レンズ・傾きの候補を確率で何十通りも引き、話す人の顔が見えるか・フキダシを置く余白があるか・演出に合う撮り方か、といった部品で点を付けます。
ページ全体では、コマどうしのつながりも見ています。状況提示から寄っていく、切り返しの大きさをそろえる、山場の前後、見た目のつなぎ、基準と落差といった「流れの文法」です。会話の軸(180度ルール)を越えない、関節の上でコマを切らない、といった決まりも入っています。いちばん大きな決まりは「枠が上位」で、コマの形は変えずに、カメラと演技の方をコマに合わせます。
ガチャの点数の内訳は、解説ウィンドウの「このページの点」と、コマごとの点で見られます。点の付け方は、操作ウィンドウの「評価のしかた」で変えられます。VRM のキャラは three.js で描き、輪郭の線はベクターで作り直しています。
ツールのプログラムは、AI エージェントの Claude Code と相談しながら作りました。
よくある質問
ひとことで:料金・使えるデータの範囲・スマホでの使い方などをまとめました。
無料で使えますか?
無料です。登録やログインも要りません。
作ったネームは自由に使えますか?
はい。書き出した絵(PNG・SVG・PSD)は、商用・非商用を問わず自由に使えます。クレジットの表記も要りません。ただし、VRM のキャラで描いた時は、そのキャラのモデルの利用条件に従ってください。同梱のキャラの条件も、人物の欄の「条件」で見られます。
読み込んだファイルはどこかに送られますか?
送られません。人物の置き方の計算も、VRM の描画も、書き出しも、すべてブラウザの中で行っています。同梱のキャラは、選んだ時にこのサイトから読み込みます。共有リンクを作った時は、設定とページの撮り方がリンクの中に入ります(自分で読み込んだ VRM と、マイポーズの中身は入りません)。
スマホでも使えますか?
使えます。ただ、設定とページを同時に見られる、画面の大きい PC の方が使いやすいです。
開発中とは、どういうことですか?
いまも機能を足している途中のツールです。使っている途中で見た目や結果が変わることがあります。同じ seed でも、版が変わるとガチャの結果が変わることがありますが、共有リンクで渡したページは、そのままの撮り方で開けます。



ふぁ……コマ割りに人が立つと、ネームの続きが見えてくるねぇ。
描けたマンガ、こっそり見せてくれるとうれしいなぁ。
